婦人科漢方外来
漢方外来とは
東洋医学に基づいた体に安心な優しいケアをご提案いたします
当クリニックでは体に優しい漢方薬を用いた治療も積極的に行っております。「体全体を総合的に診る」という東洋医学の考え方に基づき、その方にとっての本当に必要な薬の組みあわせを考えていくことこそが漢方ならではの強みと考えます。漢方薬は古来よりその確かな効果が脈々と受け継がれてきており、日本人の体にも細やかにフィットするよう設計されています。一人ひとりの体質や生活背景などを十分に鑑みたうえで、さながらオーダーメイドのようにその方の症状に対しての高い引き上げ効果が期待できます。漢方薬は自然由来成分で作られた安全性の高い薬であり、副作用も比較的少ないと考えられています。
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どんな症状が漢方薬は向いているのでしょうか?
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女性特有のお悩みと漢方薬の組みあわせはとても相性が良く、さまざまなお悩み事に対して症状緩和が期待できるものが数多くございます。
このような症状に効果的と言われています
- 冷え性
- めまい
- 多汗
- ほてり
- 立ちくらみ
- 湿疹
- 不眠
- つらい生理痛
- 慢性的な倦怠感 など
女性の体は「7」の倍数となる年齢にご注意を―
東洋医学には、中国の文献「黄帝内経」に基づく考え方が色濃く反映されています。その「黄帝内経」の中には、女性の体に関する特徴的な内容が記されています。例えば『女性は7の倍数で体が変化する』という記述があります。
7歳 歯が生え変わる
14歳 月経開始
21歳 体が成熟し、髪が伸び切る
28歳 女性として体が最も成熟する
35歳 顔色がくすみ、髪が衰える
42歳 顔にしわが目立ち、心身の不調が起こりやすくなる
49歳 閉経を迎える
56歳 体力が低下し、眼が疲れやすくなる
63歳 疲れがたまり、不眠となる
70歳 胃腸が悪くなる
77歳 虚弱となる
84歳 免疫力が低下し、皮膚が乾燥する
91歳 腎気が低下する
「黄帝内経」によると、このように女性は年齢とともに体に大きな不調が起こりやすいとされています。日々の実際の診療現場においても、年代に応じてまさにこのようなお悩みを抱えられた患者さんが多くお越しになられていることを実感しています。
漢方薬の強み
東洋医学では「脈」「舌」「腹部」を重視した多角的な診断を行います
東洋医学では「脈」「舌」「腹部」など全身状態をくまなく観察し、多角的な視野を持って複合的に判断することが特徴的となります。原因がよくわからないまま続く体の不調や、はっきりとした疾患名や診断がつかず長くお困りになられている方々のお悩みにも幅広く対応いたしております。今お悩みになられている症状の改善を図ることはもちろんのこと、その方の生活スタイルや過去の病歴なども含めた幅広い視点と柔軟な発想を持って、お一人お一人の方にとってのより良い治療法を模索いたします。
複数の症状に対するカバー力の高さが強みの漢方
婦人科系の疾患のお悩みには漢方薬がとても相性が良いとされています。一般的に処方される西洋薬には副作用も多く、アレルギーや体質的な問題を抱えられている方には服用できないものも実は多く存在しています。西洋薬は症状を点で捉えることは得意としますが、付随するような複数の症状に対しては効果が弱いと考えられています。一方で漢方薬は自然由来成分で作られた薬であるため安全性が比較的高く、付随する症状も含めたダイナミックな改善を得意とします。症状をピンポイントで狙い撃ちできる西洋薬と、体全体を健康な状態へと力強く引き上げる漢方薬の両者の利点を当クリニックでは積極的に取り入れた診療を心がけており、相乗効果が期待できる立体的な治療法のご提案に努めております。
当クリニックの漢方外来
一人ひとりのお悩みにしっかりと耳を傾け、
個別性の高い治療法をご提供いたします
当クリニックでは西洋医学と東洋医学のダブルの視点で病気を立体的に捉えた治療法をご提案いたしております。
漢方薬は症状に対する守備範囲がとても広く、副作用の少ない体に優しい治療薬として昨今ますます人気や需要が高まってきています。漢方を取り入れた処方を積極的に行うクリニックも以前と比べると随分と増え、一般の方にも漢方薬に対する知識が広く浸透してきていることを実感します。婦人科系疾患においては特に漢方薬による改善が期待されるものが多く、その方の体にぴったりとあてはまる処方ができれば長期にわたる服用も可能となります。
当クリニックの院長は約20年にわたり、全国の東洋医学に精通した医師のもとで研究や学びを続けており、
さまざまなケースに対する薬の細かな組みあわせなどにも臨床経験豊かな医師となります。まずはお気軽にご相談ください。